チェロ、音楽、考え、演奏活動、日記、他
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とうとう明日、ギターとのデュオコンサートを行います。
2009.2.12.19:30開演
~西欧情緒~
幸田有哉X山田岳
チェロとギターのDuoコンサート
場所:東京大塚・音楽堂ANOANO
http://www.music-anoano.com/index.html
チェロ:幸田有哉
ギター:山田岳
曲目:ルネッサンス作品、ボッケリーニ、ファリャ、久保、ストラヴィンスキー
多くの方に楽しんで頂けるよう、励みたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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後半の話を。
さて、後半最初の曲、ベルリン在住の作曲家、久保摩耶子の「迂回」で始めたいと思います。
これはチェロとギターのために書かれた、貴重な作品です。
完成したのは2008年。世界初演は2009年にベルリンで行われました。
今回、実演として2回目で、日本初演となります。
緊張感のある静けさから、一気に爆発的なエネルギーが生まれ、そこから重々しいエネルギーに変わり・・・と、
音から生まれるエネルギーが様々な姿に変化していく様子は、目が離せません。
現代曲が聴きなれてない方も、その「音」という存在感、意味を、全身で感じて頂ければ、より面白く、楽しんでもらえると思います。
そして最後は、難曲中の難曲、ストラヴィンスキーのイタリア組曲で。
この作品は、もともとはバレエ曲「プルチネルラ」という作品でした。
ルネサンス~バロック時代の作曲家(ペルゴレージ等)のメロディーをストラヴィンスキーが手を加え、彼独特の世界観を作りだした、名曲です。
この作品をストラヴィンスキー自身も気に入っており、オーケストラのほかに、室内オーケストラ、チェロ&ピアノ、ヴァイオリン&ピアノに彼自身の手によって編曲されています。
今回、この作品のチェロとギターによる演奏は、未だ行われたことがないと思われます。
ルネサンス時代の音楽の純粋さと、ストラヴィンスキーという未来を開拓する音楽の融合。
私たちの求める西欧を知る、この演奏会最後の曲として、最も適任な作品だと思います。
西欧の美しさ・・・この私たちを魅了するものとは何か・・・?
それを、演奏を聴きながら、作品に出会いながら、感じとり、知っていただければ嬉しいです。
2月12日に、ギターとのデュオコンサートをします。
ギターとのコンサートは、ありそうであまりなく、僕自身も初めての試みです。
チェロの温かい旋律と、ギターの柔らかい和音が作る、
新しい響きの世界が、とても魅力的です。
今回のテーマは「西欧情緒」。
西欧。
つまりはヨーロッパのことですが、この「西欧」をうまく説明するのは、とても難しいことです。
私達は「西欧」という言葉を聞いた時、様々なイメージを思い浮かべます。
時代、民族、国、街、言葉、歴史、宗教、文化…そして音楽。
どれもが西欧を語る上で、重要な存在。
これらの1つ1つのイメージが融合され、情景化された美しさが、私達の求める「西欧」なのではないでしょうか。
今回のプログラムは、そのような情景に溢れる作品を集めました。
~プログラム~
ムルシア:クンペー
カプスペルガー:カナリオス、スペインの家
ボッケリーニ:ソナタ
ファリャ:スペイン民謡組曲
久保摩耶子:迂回(日本初演)
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
前半はラテン系の作品を集めました。
まず、ムルシアの「クンペー」、カプスペルガーの「カナリオス」と「スペインの家」。
この2人の作曲家は、ルネサンス終わり~バロック初期の作曲家です。
本来リュートやガンバのような古楽器で弾かれてますが、チェロとギターにアレンジしました。
ルネサンス音楽は、別名「初期音楽」とも呼ばれ、クラシック音楽の原点と言ったところでしょうか?
軽くて明るい色彩に、心地好いリズム、愛らしいメロディーから、
普段聴く音楽とはまた違う、音楽の純粋さに魅了されます。
そして、クラシック音楽の起点という、長い歴史の始まりと感じて頂けたら、
ただ美しいとはまた違った印象も見えて来るのではないでしょうか。
ボッケリーニはイタリア生まれのチェリストで、数多くのチェロ作品を残しています。
明るく輝かしい彼の作品は、彼の過ごしたイタリアやスペインの情景が浮かんできます。
ハイドンに似ているようですが、さらに自由にした作風で、とても自然で優美な音楽です。
3楽章構成で(なぜか全楽章演奏されることは稀のようですが)、1楽章は自由で即興的、2楽章は軽やかで
ファリャのスペイン民謡組曲は、もともと歌曲として作曲されました。
彼はスペインの民族音楽をこよなく愛し、研究して、その中から自分のスタイルを確立した作曲家です。
その中でも、彼の特徴を最も濃くあらわれているのが、この作品です。
エル・パーニョ・モルーノ(ムーア人の織物)
アストゥリアーナ(アストゥリアス地方の歌)
ホタ(アラゴンの踊り)
ポロ(フラメンコ)
ナナ(子守唄)
カンシオン(アンダルシアの歌)
後半は、まだ誰も行ったことのない2曲を演奏します。
その話は、また今度。
ギターとのコンサートは、ありそうであまりなく、僕自身も初めての試みです。
チェロの温かい旋律と、ギターの柔らかい和音が作る、
新しい響きの世界が、とても魅力的です。
今回のテーマは「西欧情緒」。
西欧。
つまりはヨーロッパのことですが、この「西欧」をうまく説明するのは、とても難しいことです。
私達は「西欧」という言葉を聞いた時、様々なイメージを思い浮かべます。
時代、民族、国、街、言葉、歴史、宗教、文化…そして音楽。
どれもが西欧を語る上で、重要な存在。
これらの1つ1つのイメージが融合され、情景化された美しさが、私達の求める「西欧」なのではないでしょうか。
今回のプログラムは、そのような情景に溢れる作品を集めました。
~プログラム~
ムルシア:クンペー
カプスペルガー:カナリオス、スペインの家
ボッケリーニ:ソナタ
ファリャ:スペイン民謡組曲
久保摩耶子:迂回(日本初演)
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
前半はラテン系の作品を集めました。
まず、ムルシアの「クンペー」、カプスペルガーの「カナリオス」と「スペインの家」。
この2人の作曲家は、ルネサンス終わり~バロック初期の作曲家です。
本来リュートやガンバのような古楽器で弾かれてますが、チェロとギターにアレンジしました。
ルネサンス音楽は、別名「初期音楽」とも呼ばれ、クラシック音楽の原点と言ったところでしょうか?
軽くて明るい色彩に、心地好いリズム、愛らしいメロディーから、
普段聴く音楽とはまた違う、音楽の純粋さに魅了されます。
そして、クラシック音楽の起点という、長い歴史の始まりと感じて頂けたら、
ただ美しいとはまた違った印象も見えて来るのではないでしょうか。
ボッケリーニはイタリア生まれのチェリストで、数多くのチェロ作品を残しています。
明るく輝かしい彼の作品は、彼の過ごしたイタリアやスペインの情景が浮かんできます。
ハイドンに似ているようですが、さらに自由にした作風で、とても自然で優美な音楽です。
3楽章構成で(なぜか全楽章演奏されることは稀のようですが)、1楽章は自由で即興的、2楽章は軽やかで
ファリャのスペイン民謡組曲は、もともと歌曲として作曲されました。
彼はスペインの民族音楽をこよなく愛し、研究して、その中から自分のスタイルを確立した作曲家です。
その中でも、彼の特徴を最も濃くあらわれているのが、この作品です。
エル・パーニョ・モルーノ(ムーア人の織物)
アストゥリアーナ(アストゥリアス地方の歌)
ホタ(アラゴンの踊り)
ポロ(フラメンコ)
ナナ(子守唄)
カンシオン(アンダルシアの歌)
後半は、まだ誰も行ったことのない2曲を演奏します。
その話は、また今度。
来年の2月12日に一緒に共演するギタリスト山田岳さんが、とても素敵なコンサートのチラシを作ってくださいました。
とてもデザインセンスのある人で、毎回コンサートの際は、手作りでデザインしていらっしゃいます。
今回、二人で色々と考えて、「西欧情緒」というタイトルでコンサートを行うことになりました。
プログラムも幅広く選びまして、クンベー、カプスペルガーというルネッサンス時代の作曲家から久保摩耶子さんの日本初演の曲、古典のボッケリーニ、スペイン色豊かなファリャ、そして難曲中の難曲のストラヴィンスキーのイタリア組曲に挑戦したいと思います。
まだ先のコンサートですので、また近いうちにこのコンサートについてお話ししたいと思っています。
とてもデザインセンスのある人で、毎回コンサートの際は、手作りでデザインしていらっしゃいます。
今回、二人で色々と考えて、「西欧情緒」というタイトルでコンサートを行うことになりました。
プログラムも幅広く選びまして、クンベー、カプスペルガーというルネッサンス時代の作曲家から久保摩耶子さんの日本初演の曲、古典のボッケリーニ、スペイン色豊かなファリャ、そして難曲中の難曲のストラヴィンスキーのイタリア組曲に挑戦したいと思います。
まだ先のコンサートですので、また近いうちにこのコンサートについてお話ししたいと思っています。
お久しぶりです。皆さま、お元気でしょうか。
ここ数日で、一気に冬に近づいた気がします。
インフルエンザもはやっていますし、お体にお気をつけください。
さて、今度の11月21日に行う、町田市でのコンサートのプログラムが決まりました。
チェロとピアノで演奏する歌曲と舞曲の可能性を、存分に味わってもらいたいです。
2009年11月21日18:30 開演
<チェロが奏でるSONGS&DANCES >
幸田有哉×高田有莉子
DUO CONCERT
町田公民館ホール(町田駅前東急109内)
http://www.city.machida.tokyo.jp//shisetsu/cul/d_cul07_y/cul07/images/cul03-4.gif (地図)
チェロ:幸田有哉
ピアノ:高田有莉子
対象:町田市内在住、在勤、在学の方
申し込み方法:町田市コールセンター(042-724-5656)
申し込み期限:11月6日まで
~・~ プログラム ~・~
<Cello Songs>
ここ数日で、一気に冬に近づいた気がします。
インフルエンザもはやっていますし、お体にお気をつけください。
さて、今度の11月21日に行う、町田市でのコンサートのプログラムが決まりました。
チェロとピアノで演奏する歌曲と舞曲の可能性を、存分に味わってもらいたいです。
2009年11月21日18:30 開演
<チェロが奏でるSONGS&DANCES >
幸田有哉×高田有莉子
DUO CONCERT
町田公民館ホール(町田駅前東急109内)
http://www.city.machida.tokyo.jp//shisetsu/cul/d_cul07_y/cul07/images/cul03-4.gif (地図)
チェロ:幸田有哉
ピアノ:高田有莉子
対象:町田市内在住、在勤、在学の方
申し込み方法:町田市コールセンター(042-724-5656)
申し込み期限:11月6日まで
~・~ プログラム ~・~
<Cello Songs>
ベートーヴェン : モーツァルトの歌劇《魔笛》の〈愛を感じる男たちには〉の主題による7つの変奏曲 変ホ長調
ブラームス : 愛のまこと
メンデルスゾーン : 無言歌
カザルス : 鳥の歌
グリンカ=バラキレフ : ひばり
ラフマニノフ : ヴォカリーズ
休憩
<Cello Dances>
チャイコフスキー : 感傷的なワルツ
バッハ : 無伴奏チェロ組曲第1番
ショパン : ワルツ第6番「小犬のワルツ」、ワルツ第7番
ピアソラ : ル・グランタンゴ
ブラームス : 愛のまこと
メンデルスゾーン : 無言歌
カザルス : 鳥の歌
グリンカ=バラキレフ : ひばり
ラフマニノフ : ヴォカリーズ
休憩
<Cello Dances>
チャイコフスキー : 感傷的なワルツ
バッハ : 無伴奏チェロ組曲第1番
ショパン : ワルツ第6番「小犬のワルツ」、ワルツ第7番
ピアソラ : ル・グランタンゴ
カウンター
プロフィール
HN:
幸田有哉 (Yuya Koda)
性別:
男性
職業:
チェリスト
自己紹介:
5才よりチェロを始める。桐朋女子高等学校音楽科(共学)及び桐朋学園大学カレッジディプロムコース修了。ドイツに留学し、アウグスブルク音楽大学を経て、ベルリン藝術大学及び同大学院卒業。
第10回イタリア・アルジェント国際コンクール第2位入賞。第3回ポーランド・ドホミレツキ国際ソロチェロコンクールセミファイナリスト。
サイトウキネン「若い人のための室内楽勉強会」、小澤征爾音楽塾などに参加。ドイツ・コレルリ室内オーケストラと共演。ドイツ・ディプロム及びドイツ国家演奏家資格取得。
これまでにチェロを毛利伯郎、マルクス・ワーグナー、アレクサンドラ・ミュラー、マルクス・ニコシュに師事。
ダヴィド・ゲリンガス、トゥルス・スヴァーネ、マーティン・ルーアのマスタークラスを受講。
室内楽をリディア・ドゥブルスカヤ、マルクス・ベッカー、クシシトフ・ヴェグジン、パスカル・ドヴァイヨン、ハイメ・ミュラー、エカルト・ルンゲに師事。
2009年、日本に帰国。
2010年から名古屋フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者。
<演奏会情報>
チケットのお問い合わせは
violoncellostory@yahoo.co.jpまで
2011.3.23.18:45
名古屋フランス音楽研究会特別公演「ピアノソロと室内楽の夕べ」
ピアノ:カザボン田島三保子、竹中勇記彦 ヴァイオリン:竹田千波 ヴィオラ:中村暢宏
曲目:ソロ作品、フォーレのピアノ四重奏曲
前売:3000円
当日:3500円
2011.4.2.19:00
「西風満紀子の音楽」
東京・門仲天井ホール
ギター:山田岳 ピアノ:伊藤憲孝 他
曲目:ギターとピアノとチェロのためのtri 他
前売:2000円
当日:2500円
第10回イタリア・アルジェント国際コンクール第2位入賞。第3回ポーランド・ドホミレツキ国際ソロチェロコンクールセミファイナリスト。
サイトウキネン「若い人のための室内楽勉強会」、小澤征爾音楽塾などに参加。ドイツ・コレルリ室内オーケストラと共演。ドイツ・ディプロム及びドイツ国家演奏家資格取得。
これまでにチェロを毛利伯郎、マルクス・ワーグナー、アレクサンドラ・ミュラー、マルクス・ニコシュに師事。
ダヴィド・ゲリンガス、トゥルス・スヴァーネ、マーティン・ルーアのマスタークラスを受講。
室内楽をリディア・ドゥブルスカヤ、マルクス・ベッカー、クシシトフ・ヴェグジン、パスカル・ドヴァイヨン、ハイメ・ミュラー、エカルト・ルンゲに師事。
2009年、日本に帰国。
2010年から名古屋フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者。
<演奏会情報>
チケットのお問い合わせは
violoncellostory@yahoo.co.jpまで
2011.3.23.18:45
名古屋フランス音楽研究会特別公演「ピアノソロと室内楽の夕べ」
ピアノ:カザボン田島三保子、竹中勇記彦 ヴァイオリン:竹田千波 ヴィオラ:中村暢宏
曲目:ソロ作品、フォーレのピアノ四重奏曲
前売:3000円
当日:3500円
2011.4.2.19:00
「西風満紀子の音楽」
東京・門仲天井ホール
ギター:山田岳 ピアノ:伊藤憲孝 他
曲目:ギターとピアノとチェロのためのtri 他
前売:2000円
当日:2500円
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