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チェロ、音楽、考え、演奏活動、日記、他
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ここ最近寒いですね。
僕の周囲でも風邪の人が多いです。
インフルエンザも新型も旧型(?)もはやっていますし、
いつもより体調管理に気をつけていくつもりです。

今日、ベルリン時代の友人に東京都交響楽団(以下、都響)の招待券を頂きまして、
久しぶりにオーケストラのコンサートを聴きに行きました。
指揮者はアンドリュー・グラムス。アメリカの若手指揮者です。

曲はまず、コープランドのバレエ音楽「アパラチアの春」。
1900~1990年の作曲家なので、現代曲のような作品と思っていたら、
とても和声感の綺麗な、わかりやすい作品でした。
長いので、若干掴みどころが難しかったですが、
指揮者の母国だからか、彼に合っているような気がしました。

次に、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲。
ソリストはチャイコフスキーコンクールで第1位のピアニスト、上原彩子。
彼女はチャイコフスキーコンクール・ピアノ部門で女性で初めて、日本人で初めての1位だったんですね。
そんな彼女の演奏は、全体に音色が綺麗で、バランスが取れている印象でしたが、
時々見られる、生き生きとした鋭い音色にドキッとしたり…。
現在も素晴らしい演奏家ですが、まだ奥に秘めたものがあるといった、
これからも目が離せない演奏家だと思いました。

最後にモーツァルトの交響曲40番。
mollで書かれた、モーツァルトにしては珍しい作品。
有名な作品ですが、それと同時にとても難しい作品です(モーツァルトは全部難しいですが…)。
冒頭は、オーケストラスタディ(オーケストラの難しい個所抜粋集)の中にも入っています。
ところが、オーケストラが弾きなれていて、更に合っているからだと思うのですが、生き生きとした脈動感溢れる、一番素晴らしい演奏でした。


今回のオーケストラのコンサートで印象に強く残ったのは、
「いかに全員で1つの音を出すか」です。
ドイツのオーケストラは、個々のプレイヤーの音を生かして、オーケストラ全体を作ります。
よって、かなり内部でズレが生じることがありますが、最後までエネルギーに満ちた演奏をします。
逆に日本のオーケストラは、セクションの一体感への意識が強く、たまに綺麗すぎる時もありますが、
和声で作り上げる繊細な音を生かせる演奏が魅力だと感じます。
どちらも方向性が違うだけで素晴らしいことなので、あとは好みと解釈でしょうか。
今後の自分のためにも、非常に有意義なコンサートでした。
また機会を伺って、訪れたいと思っています。
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タイトルの通りですが、このたびホームページを公開致しました。

幸田有哉 ~CELLO STORY~
http://yycellostory.michikusa.jp

このCELLOBLOGともリンクしております。
とてもシンプルなホームページで、考えながら少しずつ手を加えていきたいと思っております。
プロフィール、コンサート情報、レッスン情報、
そして、友人のコンサート情報も載せられるようにしました。

まだまだ製作途中ですが、皆さまに喜んでもらえるようなページにしていくので、ぜひお気軽にお越しください。


5b7a53a5.jpeg昨日、9月に仕事でお世話になった人達との飲み会がありました。
この仕事は僕がドイツから日本に戻った最初のお仕事でして、初めての仕事に緊張していた僕に皆親切に接していただき、また意気投合し、こうしてまた会って色々とお話を伺うことが出来ました。

昔から知っている人、僕のように同じくドイツに行っていた人、ポップス界で活躍している人、卒業したばかりの若い人、室内楽やオーケストラで活躍している人などなど。
皆のそれぞれ自分の音楽をするための方法や活動、考えなどを聞くことが出来、とても深く感動させられました。

特に面白かったのが、
・自分の音楽を見つけ、そこから他の人にはないオリジナリティに溢れるコンサートを作りだすこと。
・クラシック音楽をどのように普及させていくか。
・どのように自分の音楽を沢山の人に聴いてもらうか。

・・・これらは、伝統あるクラシック演奏家として最も難しく、また最も重要な課題です。
そして、この問題に深く関わっていくことが、これからの演奏家が次に進むために必要な事だと思うのです。
さて、僕はどのようにこの課題に取り込んでいこうか??
考えるだけでワクワクしてきます。



03f25e9b.jpeg
9月19日、20日の連続コンサートを無事終えることができました。
コンサートにお越しになられた方々、ありがとうございました。
お客様の楽しんでくださってる反応が直に感じられて、とても嬉しかったです。
そして、奥村愛さんを筆頭に素晴らしいメンバーに恵まれ、
みんなで一生懸命、このように1つのコンサートを作れた素敵な経験に、喜んでおります。

そして僕にとって、この2日間は、とても勉強になりました。
愛さんの、聴衆と演奏家の距離を縮めて、よりお客様に楽しんでもらおうとする考えと、それを実行できる力。
そして、メンバー一人一人の音楽に対する情熱と真剣さ。
なおかつ仲良く、尊重しあい、互いに向上していく関係でいる。
これらは、音楽家であるうえで、最も大切で、最も大変なことです。
それを可能にしているメンバーを見て、改めて尊敬すると同時に、
自分の勉強不足に、もっと頑張らねばと考えさせられました。
本当の演奏家とは何か?
演奏家は、常にこのことを考えながら、日々努力し、前進しています。
僕も、さらに良い演奏会が作れるように、一歩一歩前に進んで行きますので、
またコンサートに来ていただけると嬉しく思います。

写真は20日の本番終了後の楽屋にて。
手前・左から山田那央、奥村愛、山名玲奈、小柳美奈子
奥・左から長崎紗矢、秀川みずえ、奥村景、幸田有哉、福田理貴

はじめまして、幸田有哉です。
この度、ブログを始めることにしました。
チェロのことや音楽の考え、日頃思っていること、
演奏会情報や写真なども載せていくつもりです。
まだブログを書くことに慣れておりませんが、
なにとぞよろしくお願いいたします。

カウンター
プロフィール
HN:
幸田有哉 (Yuya Koda)
性別:
男性
職業:
チェリスト
自己紹介:
5才よりチェロを始める。桐朋女子高等学校音楽科(共学)及び桐朋学園大学カレッジディプロムコース修了。ドイツに留学し、アウグスブルク音楽大学を経て、ベルリン藝術大学及び同大学院卒業。
第10回イタリア・アルジェント国際コンクール第2位入賞。第3回ポーランド・ドホミレツキ国際ソロチェロコンクールセミファイナリスト。
サイトウキネン「若い人のための室内楽勉強会」、小澤征爾音楽塾などに参加。ドイツ・コレルリ室内オーケストラと共演。ドイツ・ディプロム及びドイツ国家演奏家資格取得。
これまでにチェロを毛利伯郎、マルクス・ワーグナー、アレクサンドラ・ミュラー、マルクス・ニコシュに師事。
ダヴィド・ゲリンガス、トゥルス・スヴァーネ、マーティン・ルーアのマスタークラスを受講。
室内楽をリディア・ドゥブルスカヤ、マルクス・ベッカー、クシシトフ・ヴェグジン、パスカル・ドヴァイヨン、ハイメ・ミュラー、エカルト・ルンゲに師事。
2009年、日本に帰国。
2010年から名古屋フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者。


<演奏会情報>

チケットのお問い合わせは
violoncellostory@yahoo.co.jpまで


2011.3.23.18:45
名古屋フランス音楽研究会特別公演「ピアノソロと室内楽の夕べ」
ピアノ:カザボン田島三保子、竹中勇記彦 ヴァイオリン:竹田千波 ヴィオラ:中村暢宏
曲目:ソロ作品、フォーレのピアノ四重奏曲
前売:3000円
当日:3500円

2011.4.2.19:00
「西風満紀子の音楽」
東京・門仲天井ホール
ギター:山田岳 ピアノ:伊藤憲孝 他
曲目:ギターとピアノとチェロのためのtri 他
前売:2000円
当日:2500円
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