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チェロ、音楽、考え、演奏活動、日記、他
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とうとう明日、町田公民館ホールでのコンサートです。
一緒に演奏してくれるピアニストの高田有莉子と共に、
楽しく、そして深いコンサートになれればと思っています。
ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、ショパン、ピアソラなど
さまざまな作品に取り組むのは、非常に大変な作業でしたが、
その1つ1つに思いを込めて、温かい演奏をしていくつもりです。
そして、一人でも多くの人に、喜んでいただきたいです。
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12.2.2010.jpg来年の2月12日に一緒に共演するギタリスト山田岳さんが、とても素敵なコンサートのチラシを作ってくださいました。
とてもデザインセンスのある人で、毎回コンサートの際は、手作りでデザインしていらっしゃいます。
今回、二人で色々と考えて、「西欧情緒」というタイトルでコンサートを行うことになりました。
プログラムも幅広く選びまして、クンベー、カプスペルガーというルネッサンス時代の作曲家から久保摩耶子さんの日本初演の曲、古典のボッケリーニ、スペイン色豊かなファリャ、そして難曲中の難曲のストラヴィンスキーのイタリア組曲に挑戦したいと思います。
まだ先のコンサートですので、また近いうちにこのコンサートについてお話ししたいと思っています。

現在、バッハの無伴奏組曲第1番を練習しています。
しかし、練習すればするほど、その音楽を考えれば考えるほど、
終わりのない迷路を進むような錯覚にとらわれます。

この、誰もが知っているほど有名で、
CD屋に行けば、たくさんの有名チェリストが録音しており、
様々な写譜から、学者方に研究されつくされた楽譜が出版されており、
専門書からエッセイまで多数書かれている作品。
・・・これほどの資料が揃っているのにも関わらず、
なぜ「これがバッハだ!」という結論が、未だ出ないのか。
これほど不思議なことはないと思います。

そもそも、この「バッハ」とは何なのでしょうか?
さまざまなバッハの研究、解釈、分析が行われていますが、
彼の音楽の本質は未だ謎のままだと思います。


先日、とある音楽学者のエッセイで、とても興味深いことが書いてありました。

《「バッハとは何か」を問うことは、少なくとも西洋音楽にとって本質的なものは何か、それを問うことにつながる。
つまり、西洋音楽を音楽として成り立たせている最も基本的なものが、バッハのうちには最も純粋な形で、最も豊かに存在しているのではないか。》

この文章は少々漠然と聞こえますが、すばらしく本質を見抜いていると思います。
演奏家、聴衆、歴史、宗教、そして作曲者バッハ自身をも超えて存在する、音楽の「何か」。
この「何か」をバッハの音楽の中で、ただ聴くことによって見えてくるのではないでしょうか。

また、カザルスは、バッハについて、このようなことを語っています。

《バッハの奇跡は他のいかなる芸術にも生じていない。
霊的な感激を人間の手近にある日常の行為の中に感じさせ、もっともはかない現実に永遠の翼を与える。
つまり神聖なものを人間化し、人間的なものを神聖化する。
これがバッハであり、その音楽はあらゆる時代を通じての最高の至純な瞬間である。》

このカザルスの言葉から、バッハから見える「何か」とは、「音楽の奇跡」だと、僕は思います。
音楽によって、人に霊的な感動を与える「何か」。
どんなに研究されても、とらえられない不思議な存在。
その「奇跡」が、皆の求めているバッハなのではないでしょうか?

かなり抽象的な考えだったかもしれませんでしたが、
この「音楽の奇跡」を求めて、頑張っていきたいと思います。

ここ最近寒いですね。
僕の周囲でも風邪の人が多いです。
インフルエンザも新型も旧型(?)もはやっていますし、
いつもより体調管理に気をつけていくつもりです。

今日、ベルリン時代の友人に東京都交響楽団(以下、都響)の招待券を頂きまして、
久しぶりにオーケストラのコンサートを聴きに行きました。
指揮者はアンドリュー・グラムス。アメリカの若手指揮者です。

曲はまず、コープランドのバレエ音楽「アパラチアの春」。
1900~1990年の作曲家なので、現代曲のような作品と思っていたら、
とても和声感の綺麗な、わかりやすい作品でした。
長いので、若干掴みどころが難しかったですが、
指揮者の母国だからか、彼に合っているような気がしました。

次に、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲。
ソリストはチャイコフスキーコンクールで第1位のピアニスト、上原彩子。
彼女はチャイコフスキーコンクール・ピアノ部門で女性で初めて、日本人で初めての1位だったんですね。
そんな彼女の演奏は、全体に音色が綺麗で、バランスが取れている印象でしたが、
時々見られる、生き生きとした鋭い音色にドキッとしたり…。
現在も素晴らしい演奏家ですが、まだ奥に秘めたものがあるといった、
これからも目が離せない演奏家だと思いました。

最後にモーツァルトの交響曲40番。
mollで書かれた、モーツァルトにしては珍しい作品。
有名な作品ですが、それと同時にとても難しい作品です(モーツァルトは全部難しいですが…)。
冒頭は、オーケストラスタディ(オーケストラの難しい個所抜粋集)の中にも入っています。
ところが、オーケストラが弾きなれていて、更に合っているからだと思うのですが、生き生きとした脈動感溢れる、一番素晴らしい演奏でした。


今回のオーケストラのコンサートで印象に強く残ったのは、
「いかに全員で1つの音を出すか」です。
ドイツのオーケストラは、個々のプレイヤーの音を生かして、オーケストラ全体を作ります。
よって、かなり内部でズレが生じることがありますが、最後までエネルギーに満ちた演奏をします。
逆に日本のオーケストラは、セクションの一体感への意識が強く、たまに綺麗すぎる時もありますが、
和声で作り上げる繊細な音を生かせる演奏が魅力だと感じます。
どちらも方向性が違うだけで素晴らしいことなので、あとは好みと解釈でしょうか。
今後の自分のためにも、非常に有意義なコンサートでした。
また機会を伺って、訪れたいと思っています。

タイトルの通りですが、このたびホームページを公開致しました。

幸田有哉 ~CELLO STORY~
http://yycellostory.michikusa.jp

このCELLOBLOGともリンクしております。
とてもシンプルなホームページで、考えながら少しずつ手を加えていきたいと思っております。
プロフィール、コンサート情報、レッスン情報、
そして、友人のコンサート情報も載せられるようにしました。

まだまだ製作途中ですが、皆さまに喜んでもらえるようなページにしていくので、ぜひお気軽にお越しください。


カウンター
プロフィール
HN:
幸田有哉 (Yuya Koda)
性別:
男性
職業:
チェリスト
自己紹介:
5才よりチェロを始める。桐朋女子高等学校音楽科(共学)及び桐朋学園大学カレッジディプロムコース修了。ドイツに留学し、アウグスブルク音楽大学を経て、ベルリン藝術大学及び同大学院卒業。
第10回イタリア・アルジェント国際コンクール第2位入賞。第3回ポーランド・ドホミレツキ国際ソロチェロコンクールセミファイナリスト。
サイトウキネン「若い人のための室内楽勉強会」、小澤征爾音楽塾などに参加。ドイツ・コレルリ室内オーケストラと共演。ドイツ・ディプロム及びドイツ国家演奏家資格取得。
これまでにチェロを毛利伯郎、マルクス・ワーグナー、アレクサンドラ・ミュラー、マルクス・ニコシュに師事。
ダヴィド・ゲリンガス、トゥルス・スヴァーネ、マーティン・ルーアのマスタークラスを受講。
室内楽をリディア・ドゥブルスカヤ、マルクス・ベッカー、クシシトフ・ヴェグジン、パスカル・ドヴァイヨン、ハイメ・ミュラー、エカルト・ルンゲに師事。
2009年、日本に帰国。
2010年から名古屋フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者。


<演奏会情報>

チケットのお問い合わせは
violoncellostory@yahoo.co.jpまで


2011.3.23.18:45
名古屋フランス音楽研究会特別公演「ピアノソロと室内楽の夕べ」
ピアノ:カザボン田島三保子、竹中勇記彦 ヴァイオリン:竹田千波 ヴィオラ:中村暢宏
曲目:ソロ作品、フォーレのピアノ四重奏曲
前売:3000円
当日:3500円

2011.4.2.19:00
「西風満紀子の音楽」
東京・門仲天井ホール
ギター:山田岳 ピアノ:伊藤憲孝 他
曲目:ギターとピアノとチェロのためのtri 他
前売:2000円
当日:2500円
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